長 崎 県 松 浦 市
海と島のまち 長崎県松浦市
長崎県北松浦半島の北東部に位置する松浦市は、北は玄界灘から伊万里湾に面しています。
リアス式で複雑な海岸線は美しい景観を成し、伊万里湾の沖合いには、
福島・鷹島・黒島・飛島・青島の5つの「島」が浮かぶ、風光明媚な地。
市内高台からは、その伊万里湾の朝日からサンセットまでをも見渡せるほど、
広く、大きく、開かれた海が自慢です。
景色ばかりでなく、その開かれた海の「歴史」もまた、松浦市の真骨頂。
今では、松浦市の海水浴場としてもにぎわう「ぎぎが浜」は、1069年(平安時代後期)、
松浦党の始祖と呼ばれる御厨検校に任官された「源久(みなもとのひさし)」が上陸した地といわれています。
世にも珍しいこの浜の名は、この時の輿のきしむ音が砂に伝わって「ギイギイ」と鳴りだしたところから、
「ぎぎが浜」と呼ばれるようになりました。鳴き砂とされる所以です。
源氏(嵯峨源氏)の流れを汲む久公は、現在の市域「梶谷」に住み、
松浦久と名乗り、太夫判官と称して松浦郡・彼杵郡の一部及び壱岐郡を治めました。
この松浦久のもとで結成された武士団が「松浦党」です。
松浦党は水軍としてもつとに有名で、「元寇」でも活躍しています。
一方、まちの暮らしは古来より漁業を生業とし、「松浦魚市場」における総水揚げ量は日本トップクラス。
とくにアジ・サバの漁獲量は日本有数を誇ります。「旬あじ」「旬さば」のブランド魚は有名です。
また、養殖も盛んで、とらふぐや車海老、マグロなど、築地でも高値がつくほど高品質を誇っています。
もうひとつ。このように、グルメ、歴史、豊かな自然が松浦のたからですが、このたからものを、
「体験」を通して味わい、楽しみ、明日への活力とする取り組み「松浦の里 ほんなもん体験」こそが、
松浦が全国でもっともすすんだ「体験のまち」と言われる理由です。
「松浦党の里 ほんなもん体験」を主宰する「まつうら党交流公社」は、漁村や農村の生活をこよなく愛する仲間たちが、
農漁村の生活に興味を抱く人々との交流を目的として、平成14年1月に発足しました。
お迎えする地域には交流による活力をもたらし、訪れた人々のためには心を癒し、明日への活力の原動力となる…
人間的高まりをもたらす「ほんもの」の体験を目指しています。
福岡から車で約90分!
●鷹島(西九州道北波多IC下車)
●福島(西九州道北波多IC下車)
●松浦(西九州道南波多谷口IC下車)